ラピッドトリガー(Rapid Trigger)キーボードとは?
FPSプレイヤーの中で最近、ラピッドトリガーといった機能を搭載したキーボードが話題になっている。
VALORANTのプロシーンなどでも活躍をしており、国内外問わずに多くのプロゲーマーが使用しさらなる注目を集めた。
今ではいくつものメーカーがラピッドトリガー搭載のキーボードを発売しているなど、今後も注目を集めるキーボードとなることでしょう。
まずは、ラピッドトリガーとはどういったものなのか説明していきたいと思う。
ストッピング最強!高速反応キーボード
ラピッドトリガー機能とは、設定したキーの深さまでキーを押し込めば入力となりそこから設定した長さキーを戻せばオフになるという機能。
図で見れば分かりやすいので以下を参照にしてみてください。
参照:https://wooting.io/post/what-is-wootings-rapid-trigger-for-analog-keyboards
左図
左側の図が一般的なキーボードのキースイッチ。
設定されたアクチュエーションポイントまでキーを押し込んでからオンになり、リセットポイントまで戻してからオフになる仕様。
右図
右図がラピッドトリガーを搭載したキーの動き。
設定した距離を押すとオンになり離したらOFFになる仕様。決まった場所まで戻さなくてもOFFになるため高速なON/OFF入力が可能。
従来のキーボードでは、アクチュエーションポイントを最大限に浅くしてもキーを押し込んでからアクチュエーションポイントよりも上にあるリセットポイントまで戻さないとOFFにならない仕様でした。
ラピッドトリガーのメリット
ラピッドトリガーはリセットポイントが早くON/OFFのレスポンスに優れていることが特徴的。
『VALORANT』をはじめとするFPSゲームではストッピングといった技術がとても重要となってきます。
キーを離した瞬間にOFFになるため、そのストッピングの反応速度・繊細さにラピッドトリガーはとても効果的に働きます。
※同時押しでストッピングをしている人にはラピッドトリガーの恩恵は少ないと思われます。
ラピッドトリガー(Rapid Trigger)キーボードおすすめ一覧
Wooting(ウーティン)60HE
ラピッドトリガーといえばこの「Wooting(ウーティン)60HE」が一番有名なのではないのでしょうか。
多くのVALORANTのプロ達が使い出しラピッドトリガーブームを作り出しキーボードです。
・ラピッドトリガー最短0.15mmの調整可能
・60%のコンパクトサイズのキーボード
多くのプロが使用し安定感があり、Pay to Win(使えば勝てるようになる)と言われているデバイスです。
SteelSeries APEX PRO
「SteelSeries Apex Pro」シリーズもおすすめ。
2023年8月24日にラピッドトリガー(ハイパートリガー)の機能が実装されるアップデートが配信されました。
・応答速度0.54ms最高速度の入力
・1つのキーに2つのアクションを設定することが可能
Razer Huntsman Mini Analog
大手ゲーミングメーカーRazerから発売されているラピッドトリガー搭載のキーボード「Huntsman Mini Analog」です。
ラピッドトリガー1.5mm~3.6mmを0.1mm単位で設定が可能。
Huntsman Mini Analogは60%キーボードであるためコンパクトサイズなところもおすすめです。
また、今冬にはRazerからラピットトリガーが標準搭載されている新シリーズ「Huntsman V3」が発売予定となっています。
フルサイズの「Razer Huntsman V2 Analog」もおすすめです↓
おすすめの60%キーボードまとめ
Realforce GX1
東プレ REALFORCEがソフトフェアのアップデートにより『Realforce GX1』がラピッドトリガーと同じ機能であるDynamic Modeを搭載しました。
・ラピッドトリガーも0.1mm単位で設定が可能
・静電容量無接点方式スイッチ採用
・Kill Switch機能搭載
また、同時押しが無効化される「Kill Switch機能」も搭載しさらにストッピングの操作性が向上します。
今現在再入荷しているので注目です↓
DrunkDeer A75
海外のゲーミングデバイスメーカーから発売されている「DrunkDeer」。
・コスパ◎
・ラピッドトリガーの最小値が0.2mm
ラピッドトリガーの中では圧倒的なコストパフォーマンスを誇っており、低価格の予算の中でラピッドトリガーのキーボードを探している方には十分なスペックといえるでしょう。
ERECOM VK600A
大変お待たせしました!
新商品VK600Aに関して只今より予約開始です!・追従式AP/RP
・65%JP配列
・黒/白の2色展開
・こだわりの上質な打鍵感
・期間限定価格¥19,980-予約購入と商品詳細はツリーのURLから⬇️⬇️⬇️
ELECOMGAMINGの本気が詰まってます👍 pic.twitter.com/ePAJjtJUs5— ELECOM GAMING(公式) (@ELECOMGAMING_PR) September 19, 2023
日本国内企業のエレコムからもラピットトリガーキーボードも発売しています。
アクチュエーションポイントやラピッドポイントを設定できる専用ソフトウェアは日本語に対応しているため使いやすさは抜群。
コスパも良く低価格キーボードを探している方にはおすすめなのですが、とても人気で売り切れの状態が続いているのが現状です。
販売状況についてはELECOM GAMING VK600Aの公式ホームページで確認してみてください。
ELECOM販売ページ
ユキエイム Yuki Aim Hall Effect Magnetic
2023年10月の予約販売は即終了でこちらも売り切れの状態である「ユキエイム Yuki Aim」。
残念ながら今後の予約販売については今のところ未定。公式サイトよりメールアドレスを登録すれば購入可能になった時に通知を受け取ることができます。
キーの感度を20段階調整可能な「インスタントトリガーモード」を搭載し、他とは違いソフトウェア不要でアクチュエーションポイントの調整やラピッドトリガーの設定ができます。
ZENAIM Keyboard
日本国内企業である株式会社東海理化がZETA DIVISIONと協力のもと開発された「ZENAIM Keyboard」。
VALORANTの大会でZETA DIVISIONの選手達が使用し注目を集めました。
滑らかな押し心地を実現したロープロファイルキーボードモデル。
ZETA DIVISIONと協力のもと制作されたためプロゲーマー達の設定を読み込めることも可能です。
まだ、生産数が少なく入手が困難な状況になっているので公式ホームページのチェックをしておきましょう。
ラピッドトリガーまとめ
海外のプロプレイヤーがPay To Winと発言する通り最強のキーボードであるラピッドトリガー。
これからのゲーミングキーボード界のなかで圧倒的存在感を示していきさらなる注目を集めるキーボードとなることは間違いなし。
価格は高いですが、性能も評判も良く多くのプロが使用しているWooting(ウーティン)を買っておくことがおすすめです。
最大手のゲーミングメーカーロジクールLogicoolはまだラピッドトリガーキーボードの発売の予定は発表されていません。
ロジクールを筆頭にこれから先どんどんと色々なメーカーがラピッドトリガーの発売をしていくと思うので期待したいです。